シニアボランティアで活躍する同窓からの投稿記事 事務局 2018年6月29日(金) 12:45 |
高専4期(昭和50年卒)機関科を卒業した郡司惠(グンジメグミ)と申します。 現在、国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとしてパラオ共和国で国際協力活動をしています。職種は動力発電技術といいまして、同国の発電所にあるディーゼル発電機の運転・保守管理の技術指導をしています。2016年10月に赴任してこの10月で任期の2年になり帰国します。 パラオ共和国は日本から南に3,000qにあり、人口20,000人の小国ですが多彩な青の海と多様な海の生き物がいる美しい島国です。そこに総発電量10MWの発電所が2カ所とペリリュウー島をはじめとする離島に各総発電量200kWの発電所が3カ所あり、24時間、365日発電機が稼働しています。 赴任当初は、工作室はごみの山で、工具は散乱して、運転データは山積みしている状況で、 各機器の取扱説明書や図面はあちらこちらに放置されていました。 ここからKAIZEN活動をはじめ、特に『5S活動』と『仕事の見える化』に力を入れてきました。いまでは各発電所で自主的に『5S活動』を進めることができるようになり、『仕事の見える化』もゆっくりですが進めています。 ここで国際協力活動をするうえで難しかったのは『コミュニケーション』をいかにうまくやっていくかでした。まずは自ら汗を流し、同じ方向で成果を出していくことに力を入れました。工作室がきれいになっていく、運転データが整理されていくのはだれでも気持ちのいいもので、この感覚を理解してもらえたと思っています。 あと3か月のパラオでの生活ですが、有意義にエンジョイしたいと思います。 さて今度はどこの開発途上国に行こうか・・・・。 |
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